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急須の形の話

2020/07/07 17:46

やはりお気に入りの急須はいい…触ったり眺めているだけで幸せ指数があがりますね。
皆さんはどんな急須を普段使っていますか?わたし、気になります!

そして自慢のうちのコがこいつですよ!


ほら!カニさんだよ!かわいいね!はさみの先っちょが赤いのもSo cute!!!
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実は注ぎ口の付け根にヒビが入って水漏れするんですよ。補修のやり方覚えたらまた記事にします…

というわけで今回も急須の話です。次男は急須のことしか頭にないのか…???
実はそんなに急須について詳しいわけではないのです。毎日使っている道具なので、使ってみてどうだみたいなお話はできますが、窯元さんがどうとか産地がどうとか言われても「名前くらいは聞いたことあるかも…」みたいな反応しかできない可能性が高いですね。

自分語りはここまでにして本題に参ります。今回は急須の形の話です。前回はスライム君の話かと思いきや網の話をしてましたね?

僕の周りだけかもしれないのですが、お茶は飲むけど急須に特に興味を持たない方は意外と多いんじゃないかなと思ってます。
当たり前ですがどんな急須でも、網さえついていれば茶葉を入れてお湯を注げばお茶は淹れることができます。ただし多かれ少なかれ急須はお茶の味に何かしらの影響を与えます。
前回の記事では急須の「網」を扱ってました。要約すると「網と茶葉には相性があるよ!」という内容でしたね!互いに相性のいいものを選べば快適にお茶が飲めますよという話でした。

今回は急須の「形」です。急須にはいろんな種類、形があります。とりあえず画像をご覧ください。

とりあえずよく見る4種の急須をピックアップしました。せっかく写真を撮ったのでひとつづつ簡単に説明していきます。

手前右にある急須が「横手型」です。個人的には急須といえばこの形です。カタログとか見ていてもダントツで多いのがこの形の急須。写真のようなやや平たいもの、まるっこいもの、寸胴型など、様々な種類があります。形に合わせて用途や使い勝手が大きく変わります。

手前左の急須は「宝瓶(ほうひん)」です。取っ手がないこの急須は、玉露などのいわゆる高級なお茶を淹れるときに使われます。というより、しっかり湯冷ましをかけたお湯でないと熱くて持てないんですよ。高級だから宝瓶で淹れる方がいいというより、宝瓶だと低温で淹れるお茶じゃないと使いにくいという感じですね。個人的にはわざわざ使う理由がないんですよね…でもこじんまりとしててかわいい急須が多いのは◎ですね!

奥側右の急須は「上手型」です。土瓶なんて呼ばれたりもしますね。取っ手が本体と別の素材で作られているので、ほうじ茶や番茶などの、熱いお湯で淹れるときに活躍します。ほうじ茶、番茶はたっぷり飲みたい人が多いので、大きいサイズのものが多いですね。ちなみに上の画像の急須は平たい上に小さいのでイレギュラーな存在かもしれません。煎茶を淹れる分には使いやすいんですけどね…

最後に左奥の急須は「後手型」です。ティーポットと似たような取っ手ですね。中国茶器にも多く見られますね。正直な話自分ではこの急須以外使ったことがないんですよね… Googleで画像検索すると丸っこくてかわいい急須がたくさん出てきて幸せになれます。おそらくそちらの方がメジャーかもしれません。想像になってしまうのですが、上手型と同じで熱いお湯を扱うのが得意な急須だと思います。

…こんな感じでしょうか。ほかにも皿急須など面白い道具はあるのですが、それはまた機会があれば紹介します。(持ってないからしょうがないよね!)

実はここからが本題で、さっきまで説明していた「~型」はいったん横に置いといていただきます。
お茶にお湯を注ぐと水を吸って茶葉が開きます。その時に抽出もされるのですが、この時、急須の中のスペースに余裕がないと、茶葉が開きにくくなってしまうのです。かご網の話をするときにも触れましたが、茶葉が開かないと抽出も悪くなりやすいです。

これは冒頭のカニさん急須の底です。まっ平で広いですよね。急須の底が平らで広いと、茶葉を底に薄く広げることができますよね。お湯も均一に行き渡って茶葉が開くので抽出もよくなります。茶葉を余計に長く浸けておく必要がないので、美味しく出しやすくなりますね。
ただし、抽出がよいということは、茶葉の成分を出し切りやすいということでもあります。一煎目で出し切ってしまって、二煎目以降の味が薄くなることもありますね… 反対に、底が狭く背の高い急須はこれの逆の現象が起こると考えていいと思います。

急須の形状はこのように抽出に影響を与えます。たまに試飲して買っていただいたお客様が、試飲の時と自分で淹れた味が違うとおっしゃる方がいます。湯の温度や茶葉の量はちゃんと同じにしてるのになー…と思った方、試飲したお店の急須の形状や網のタイプも改めて確認してみてはいかがでしょうか。そこにヒントがあるかもしれませんよ!

文章がとっ散らかっていますが最後に特に言いたいことを言っておきます。
急須に優劣はないです。それぞれに使い道や特徴があるだけです。気に入ったものを大切に扱いましょう!!!

書いた人:うずまき屋次男坊

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